支点と視点


トレンチを持つ時、片手、手のひらでトレンチの真ん中を持つと支点が一点で、ある程度の安定はあるが実は不安定である。これに前腕や上腕を加えると、支点が2点になりかなり不安定になる。(皆さん経験あると思います。お気をつけ下さい)
これを片手で持つにしても指を広げて支点を3つ以上作れば安定化する。4、5と支点が増えるほど安定する。

支点=視点で、自分だけの視点だけだとある意味安定的だが、井の中の蛙で、気づかないうちに茹でガエルにもなりかねない。
視点が自分と相手の2つになるととたんに不安定さが増す。若者と老人、男性と女性、正規と非正規社員、個人と国家、ワクチン打つ派打たない派、飲食ではホールとキッチンなど、対立軸でものごとを捉えがちで、相手の対比でより一層自分の視点にこだわりがちだ。

視点が3つになると、少し客観的になる。新しい見方を得て、改めて彼我の違いを再考したりする。
視点をさらに4、5と広げれば、より客観的な見方ができるようになり、視野が広がっていく。
視点が増えると、迷いも大きくもなろうが、その迷いを経て自身の考えも固まっり、また、全ての視点を受け入れると決めてしまえば心に平安が訪れる。

かくして、多様な視点を持つ人間になりたいと思うが、それを持つべきだと周りに強要するのは、そう思わない人の視点を否定することになるので気をつけようとも思う。